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イベントレポート

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モリサワが開催・参加しているイベントのレポートをまとめています
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#フォント

フォントを“必殺技”にするデザインの作り方

Font College Open Campus(以下:FCOC)は、フォントのことをより身近に感じていただけるよう、毎回さまざまなテーマを基にお話しする無料公開講座です。 今回のテーマは、株式会社NASU代表取締役の前田高志氏による「フォントを“必殺技”にするデザインの作り方」。グラフィックデザインに欠かせないさまざまなギミックを学ぶことを楽しく学べる“デザインの必殺技”カードゲーム「Desig-win(デザウィン)」の中から、知っておくと役に立つ“フォントの必殺技”をご紹

アジアのクリエイティブとの協働 国を超えた仲間づくり 〜 “信頼”があれば世界の誰とでも仕事ができる 〜

Font College Open Campusは、毎回さまざまな分野のエキスパートをお迎えし、文字やデザインに限らず幅広いテーマでお届けする無料のオンライン講座です。今回のゲストは、東南アジアを中心に世界各国のクリエイターとさまざまなプロジェクトを手掛けている、エージェント・ハムヤック株式会社 代表 矢部 幹治氏。実際に現地に赴いて出会ったデザイナーの紹介を交えながら、国境を超えて人と人との信頼でつながっていく、新しい“クリエイティブのかたち”をお話しいただきました。 や

【前編】 日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい「写植」の話

Font College Open Campus(以下:FCOC)は、モリサワが不定期開催している無料のオンライン講座。文字やフォントに限らず、デザインやブランディングなど、様々なテーマでお届けしていますが、今回のテーマは少し角度を変えて「写植」のお話です。 セミナーレポートの前編では、写真植字とは何か?それがどうデザインに影響を与えたのか、後編では、写植の時代の書体についてが語られます。 モリサワの創業者・森澤信夫(1901年〜2000年)と株式会社写研の創業者である石

【後編】 日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい「写植」の話

【前編の記事はこちら】 写植書体、何がそんなに面白い?さて後半では、OpenTypeフォントとしてリリースされる文字の中から、阿部氏が特にお勧めする注目フォントとその味わい方をご紹介いただきました。 まず写研書体を語る上で、石井文字シリーズは外せません。石井文字とは、写研の創業者である石井茂吉氏が自ら設計した書体群を指します。石井氏は、写植機の開発を進めながらも、自ら写植のための書体を作っていました。 「写植機の発明・設計者であるということは書体設計士であることを含意し

〜理念を可視化するブランドロゴのつくりかた〜 大切なのに意外と知らない開発プロセスとデザインのポイント

毎回さまざまな分野のエキスパートをお招きするFont College Open Campus(以下「FCOC」)。フォントの魅力を再発見するとともに、ブランディングにおけるデザインの力に目を向けていきます。今回はブランディングに欠かせないロゴデザインがテーマです。「〜理念を可視化するブランドロゴのつくりかた〜 大切なのに意外と知らない開発プロセスとデザインのポイント」と題し、たきコーポレーション IGIのアートディレクター 木野村 繁則氏より、ブランドロゴ運用においてついつい

漫画家 沖田×華先生 特別講演会「やらかしたっていいじゃん」

今回はフォント沼なお話ではなく、モリサワが取り組んでいる活動についてお伝えします。 モリサワは「文字を通じて社会に貢献する」という経営理念に基づき、「文字の視点」から性別、年齢、国籍、障害などの個性差を受け入れ、尊重される共生社会の実現、ダイバーシティの推進に取り組んでいます。 この活動の一環として、LD、ADHD、識字障害といった目に見えない障害と向き合いながら、自身の経験を赤裸々に公表し続ける漫画家の沖田×華先生、株式会社ぶんか社 第一編集部 編集長の花澤亜希子氏をお招き

「フォント選びはフォント選びに非ず」コンセプトを正しく伝えるデザインとは

2023年8月7日、先日開催されたFont College Open Campus 9限目にて「地域と産業とデザインの関わり方」についてお話いただいた株式会社RWの稲波伸行氏が校長を務める講座「イナバデザインスクール」(以降:デザスク)とモリサワのコラボセミナーを開催しました。 テーマは「コンセプトを正しく伝える、コミュニケーションの方法」。フォントを駆使し、世界観を創るデザイナーの視点から、普段目にしている文字がどのようなフォントで創られているかに目を向け、フォントの基本情

地域と産業とデザインの関わり方

Font College Open Campusは、フォントや文字に関わらず、デザインやブランディングなどをテーマに、さまざまなジャンルのゲストをお迎えしながら定期的に開催している公開講座です。今回の講師は、東海地方で活躍されている株式会社RW代表取締役/株式会社菰野デザイン研究所取締役の稲波伸行氏。「地域と産業とデザインの関わり方」と題して、産業を未来に繋げるためにデザイナーが取り組むべき「広義のデザイン」について学んでいきます。 第1部 〜今もなお斬新に映る書体の60年

Webデザイナー1年目に聞きたかった、明日から役立つ文字表現のエッセンス

Font College Open Campus(フォントカレッジオープンキャンパス)は、フォントや文字をもっと身近に感じていただけるよう、デザインやブランディングをテーマに様々なゲストをお招きし、定期的に開催している公開講座です。 6月23日に開催された8限目の講師は、Webサイトやその他の多くのデジタルメディアを手掛ける株式会社ワンパクの桑原 翔 氏。「Webデザイナー1年目に聞きたかった、明日から役立つ文字表現のエッセンス」と題し、Web上での文字表現についての実践テク

選ばれるためのブランディング~ブランド価値を高める体験設計とデジタル活用~

2022年11月24日(木)〜28日(月)に東京ビッグサイトにて印刷業界最大の展示会『IGAS2022』が開催され、モリサワでは“MojiTube Studio”という特設配信スタジオを設置し、文字や印刷、ブランディングにまつわるさまざまなプログラムを実施しました。 今回のFont College Open Campus 4限目は、11月26日(土)にこの特設スタジオからお届けしました。 講師は、独自のサービスを展開しながらブランド支援を手掛ける株式会社フラクタより、取締役

ゲームのローカライズから読み解く、グローバル志向のブランディング

2022年7月から始まった「Font College Open Campus(フォントカレッジ オープンキャンパス)」。より多くの方にフォントのことを知っていただけるよう、初心者にも分かりやすい内容を盛り込みながら、テーマをデザインやブランディングに広げてお話しするオンラインイベントです。 10月7日(金)に開催された今回の講師は、ゲーム作品のローカライズやパブリッシングを手がける、株式会社クラウディッドレパードエンタテインメント代表取締役の陳 云云(ちん うんうん)氏。「

ブランディングは見える化マップで前に進む 〜ロジックだけでは前に進まないのがブランディング〜

モリサワでは、MORISAWA PASSPORTのユーザー様向けに、フォントの選び方や使い方、書体開発やデザインにまつわる内容をご紹介する「Font College(フォントカレッジ)」を、これまで不定期で開催してきました。 今年7月から始まった「Font College Open Campus (フォントカレッジ オープンキャンパス)」では、ユーザー様だけでなく一般の多くの皆さまにフォントのことを知っていただけるよう、公開講座として開催しています。 2022年8月26日(

ロゴデザインとブランディング、フォントえらび 〜統一の「いいこと・やりかた」〜

モリサワでは、MORISAWA PASSPORTのユーザー様向けに、フォントの選び方や使い方、書体開発やデザインにまつわる内容をご紹介する「Font College(フォントカレッジ)」を不定期で開催しています。 今回のFont College “Open Campus” では、ユーザー様だけでなく一般の多くの皆さまにフォントのことを知っていただけるよう、公開講座として開催しました。 過去のイベントは下記をご覧ください。 Open Campusとしての第一回目は、2022年

モリサワの創業を紐解く “Type. My Life.” 〜書体カンファレンス ATypI講演から〜

世の中には様々なセミナーやカンファレンスがありますが、書体に特化したカンファレンスがあることをご存知でしょうか。その名は ATypI。タイポグラフィーとタイプデザインの発展のために活動する国際タイポグラフィー協会が主催し、1957年から毎年世界各地で開催される歴史あるカンファレンスです。 その60年以上の伝統の中で、日本で初めてとなるカンファレンスが、2019年(令和元年)に東京で開かれました。 カンファレンスのメインである講演会では、協会に選ばれた登壇者が参加者の前であら