フォント沼なハナシ

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社会現象になった “丸文字” をルーツに持つ書体「ららぽっぷ」

社会現象になった “丸文字” をルーツに持つ書体「ららぽっぷ」

モリサワフォントの魅力や開発秘話に迫る「フォント沼なハナシ」シリーズ。
今回の主役はかな書体「ららぽっぷ」。1970〜1980年代に若い女性を中心に流行した書き文字、 “丸文字” を元にした書体です。時代背景からデザイナーインタビューまで、ごゆっくりお楽しみください! 1. 遊び心に溢れたデザインららぽっぷはこんなデザインの書体です。 ららぽっぷは「新丸ゴ」の漢字と組むことを想定して作られた丸ゴシック系かな書体で、新丸ゴに合わせてL・R・M・DB・B・H・Uの7ウエイト展

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温もり感じるゴシック体「A1ゴシック」

温もり感じるゴシック体「A1ゴシック」

モリサワフォントの魅力や開発秘話に迫る「フォント沼なハナシ」シリーズ。 今回は、2017年にリリースされ、パッケージやポスターなど多くのシーンで利用されている「A1ゴシック」についてのお話です。 1. 「にじみ」が味のオールドスタイルゴシックまずは、「A1ゴシック」の特徴を見ていきましょう。 「A1ゴシック」ファミリーは、L・R・M・Bの4ウエイト展開で、本文から大見出しまで組むことができます。 この書体はゴシック体に分類されます。スタンダードな書体ではありますが、ややデ

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似ているけどよく見ると...? 洗練された長体な書体「エコー」と「オーブ」

似ているけどよく見ると...? 洗練された長体な書体「エコー」と「オーブ」

今回ご紹介するのは「エコー」と「オーブ」という似て異なる特徴を持つデザイン書体です。後半で書体の特徴を活かしたおすすめの使い方も解説しますので、最後までお付き合いください! 1. フォントの特徴を言葉にしてみるまずは「エコー」と「オーブ」の組見本をご覧ください。 品があって素敵な書体ですよね。ただこの2書体、どことなく似ているような...でも少し違うよな...そんな風に感じませんか? 一見、わずかに思えるデザインの工夫であっても、50音や漢字全体に、その工夫を反映させる

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筆のまにまに。言葉によって形が変わるフォント「みちくさ」

筆のまにまに。言葉によって形が変わるフォント「みちくさ」

今回は「みちくさ」という書体についてご紹介したいと思います。 「みちくさ」は、フォントに内包されている “ある機能” を活用することで、言葉や文章に合わせて自動的に形が変化するユニークな書体です。 1. 「みちくさ」とはまずはデザインのお話から。 「みちくさ」は2017年にリリースした明朝体風のデザイン書体です。 高い重心に、ふところを絞った骨格と、やわらかく現代的なエレメントが特徴的です。 ふところ、重心 「ふところ」は、縦画と横画が構成している内側の空間のことを指し

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2つの表情を持つ書体「解ミン」「小琴」 〜かなが生み出すニュアンスの魔法〜

2つの表情を持つ書体「解ミン」「小琴」 〜かなが生み出すニュアンスの魔法〜

今回は「解ミン 宙・解ミン 月」と「小琴 京かな・小琴 遊かな」という、同じ漢字やアルファベットを持ちながら、ひらがなとカタカナだけが違う書体について、デザインの特徴から制作秘話まで紹介します。 1. 書体の分類とかな書体を分類するには色々な方法があります。 例えば、赤のアリスの記事で紹介したような、  “デザイン” によってジャンル分けすることもあれば、フォントの情報(例えば “文字セット” など)で分けることもあります。 そんな書体の分類方法のひとつに、和文書体(総合書

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レトロ可愛い「赤のアリス」が生まれ変わった話。

レトロ可愛い「赤のアリス」が生まれ変わった話。

今回は2020年に2月にリリースされた新書体「赤のアリス」という書体について紹介していきます。 1.書体の分類、いくつ知っていますか?書体は、骨格とエレメントをはじめとする様々な要素で構成されていますが、エレメントの特徴からおおまかに書体の分類を判別することができます。モリサワでは、これらの書体の特徴に合わせて、大きくわけて次の5つに分類しています。 骨格:文字の画線の「芯」にあたるもの。文字のバランスはこれで決まる。 エレメント:一書体に共通した各部のデザイン。骨格に対

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