モリサワ note編集部

株式会社モリサワの公式アカウントです。モリサワフォントユーザーに役立つ情報はもちろん、…

モリサワ note編集部

株式会社モリサワの公式アカウントです。モリサワフォントユーザーに役立つ情報はもちろん、デザイン、フォントに興味のある人に楽しんでいただける情報をお届けします。

リンク

マガジン

  • フォント沼なハナシ

    フォントの特徴から開発秘話までご紹介する記事をまとめています

  • 制作まわりのお役立ち情報

    制作やAdobeソフトのサポートを行っている部員たちによる、お役立ち情報のマガジンです。

  • インタビュー

    フォントを作ったり、使ったりしている方々のインタビュー記事をまとめています

  • 文字組版の教室 note版

    文字組版に長年携わってきたモリサワが、日本語の組版について図版つきでわかりやすくお届けします。

  • イベントレポート

    モリサワが開催・参加しているイベントのレポートをまとめています

フォント沼なハナシ

フォントの特徴から開発秘話までご紹介する記事をまとめています

くわしく見る

中ゴシックBBBでたどる、写植文字盤からデジタル化まで〜邦文写真植字機発明100周年に寄せて〜

モリサワの定番書体のひとつである「中ゴシックBBB」。実は長い歴史がある書体なんです……! 今回は「邦文写真植字機」発明100周年を記念して、写真植字機での文字作りからデジタルフォントまでの「中ゴシックBBB」の歴史を振り返っていきたいと思います。 写植時代から受け継がれる「中ゴシックBBB」こちらは、モリサワが発行した「モリサワ写真植字機統一見本帳 No.83」です。当時モリサワが写真植字機(以下、写植)で扱っていた書体が並んでいますが、写真右下に「中ゴシックBBB1」と

スキ
40

〈note文字旅〉MORISAWA SQUAREで出会う、文字と印刷の歴史。

さて、みなさま、大阪のモリサワ本社ビルの中に「MORISAWA SQUARE」というショールームがあるのをご存知でしょうか︖ 一般的なショールームとは一味違ったフォントメーカーならではの、日常生活で身近な「文字」をテーマにしたショールームです。今回、その魅力をみなさまにお伝えしたく、普段は東京本社に勤務しているnote編集部員が潜入し、レポートいたします! ※ショールーム「MORISAWA SQUARE」の見学をご希望の方は、本記事の末尾にある「見学のご案内」をご参照くださ

スキ
55

知っていると便利な和欧混植アイデア集 〜定番から個性的な組み合わせまで〜

この度、モリサワは公式 Pinterestを開設しました! 新書体などフォントの紹介やデザインのTipsなどを発信して、みなさんの制作のヒントをお届けしてまいります。 そして今回のnoteでは、Pinterestでも公開中のTips「和欧混植のアイデア」から、おすすめの8選をご紹介。 「和欧混植のアイデア」は、モリサワのタイプディレクターTさんとグラフィックデザイナーDさんが、ぜひみなさんに試してほしい和文・欧文書体の組み合わせを選定し、それを使ったデザインのサンプルを制

スキ
132

新書体なのに懐かしい!2024年リリース予定 写研フォントのご紹介

この記事が公開される4月10日は、アドビ社が制定した「フォントの日」です。 モリサワでもこの記念日に合わせてAdobeさんのイベントに参加したり、フォントに関する情報公開をしたり、noteで記事を公開したりと、さまざまな活動をしています。 さて今回は、2月22日に開催した配信イベント Font College Open Campus 12「日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい写植の話」の中で公開した2024年リリース予定の写研フォントについて、詳しくお伝え

スキ
224

制作まわりのお役立ち情報

制作やAdobeソフトのサポートを行っている部員たちによる、お役立ち情報のマガジンです。

くわしく見る

そのデータ、印刷して大丈夫?

近年、インターネットの普及とともに紙に印刷する場面がだいぶ減ったといわれ、データ作成もWeb用途をメインで作成している場合が多くなってきたと感じます。しかし、紙への印刷が突然必要になった場合、Web用に作られたデータをそのまま印刷して問題ないのでしょうか? 今回は社内でWeb用画像を印刷した際に起こった落とし穴を例にして、印刷時のデータ作成におけるポイントを物語形式でお届けします。 文字の色が違う…?入社1年目のA君は社内で行う内覧会の準備をしています。 部長:明日の内

スキ
140

オプティカル?メトリクス?Adobeソフトの文字詰め機能を解説!

「InDesignやIllustratorを使ってデザインを作ったはいいが、何か締まらない……」と悩んだことはありませんか? 例えば…… 全体的にもう少し締まったまとまりのある感じを出したい!というとき、デザイン作業で意外と盲点になりがちなのが文字の「間隔」です。 この画像の場合、文字周辺がパラパラしていることでかなりゆったりした感じが出ています。 日本語における文字配置の基本 日本語書体は原則、正方形の枠(仮想ボディ)を基準に作られています。 そして、日本語組版の原則

スキ
225

自動の文字詰めがより便利に! 「A P-OTF」フォント

たくさんのフォントの中から目的にあったフォントを選ぶ作業は、いつでも楽しく、そして悩ましいものです。 以前モリサワnoteでは、フォントメニュー名から用途にあったフォントを選ぶための解説を掲載しました。 モリサワのOpenTypeフォントは、ペアカーニングなどの情報が含まれるものについては、名前の先頭に「A P-OTF」をつけています。 今回は、ペアカーニングに対応し、自動の文字詰め機能がより便利になった「A P-OTF」フォント(以下AP版書体)について、その特徴をご紹介

スキ
120

カラーユニバーサルデザインを実践してみよう!

色は、情報を伝える手段の一つです。 しかし人によっては色の見え方に違いがあるため、正しく情報を受け取ってもらえないことがあります。そのため多様な色の見分け方について理解し、配慮することが必要です。 今回は、伝える情報の認識に差異を与えないための「カラーユニバーサルデザイン」について実践、解説します。 カラーユニバーサルデザインとは?色の見え方は人によっては認識しにくい場合もあるので、配色に気をつけないと伝えたい事が伝わらないこともあります。そこで「カラーユニバーサルデザイン

スキ
157

インタビュー

フォントを作ったり、使ったりしている方々のインタビュー記事をまとめています

くわしく見る

【座談会】 デザインと技術のプロ集団フェンリルに学ぶ「フォント選びのコツ」

大手スーパーのポイントアプリから国内最大級の動画配信サービスまで、日常に欠かせない数々のデジタルサービスのデザイン・開発に携わるフェンリル株式会社。 デザイン業務に携わる全社員にモリサワのサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」のライセンスを⽀給しています。その活⽤はクライアントワークだけでなく、⾃社制作物や社内レクリエーションなど多岐にわたります。 そこで今回はフェンリルでデザインやディレクション業務に携わる3名にご登場いただき、フォント選びのポイントや

スキ
87

フォント選びはビジュアルコミュニケーションの要〜意思を持ったフォント選びでデザインの解像度をあげる〜

だれでも論理的にデザインの意図を理解できるよう、フォントを声色、文字間を話し方、色を性格になぞらえ解説した『わかる!使える!デザイン』の著者でもある、アートディレクターの小杉幸一さん。 前半では、渋谷ハロウィンに関するコミュニケーションデザインをはじめ、企業ロゴなどを事例に、フォント選びのヒントを教えていただきました。 今回は後編として、モリサワフォントを活用したビジュアルデザインについて実例を交えてお話しいただきつつ、デザインの際によく使われるモリサワフォントや、202

スキ
205

渋谷区におけるハロウィーン・ビジュアルコミュニケーションなどに学ぶ 「タイポグラフィデザイン時のフォント選び」

ショップや企業のデザインを担当する方なら、自社商品のサービスやブランドを他社と差別化させるために、ロゴの制作に携わることもあることでしょう。企業や商品の顔ともいうべき「ロゴ制作」において、デザイナーのセンスだけでなく、ロゴデザインに込める意志をどのように整理し、デザインに落としこんでいけば良いのでしょうか。 2023年渋谷の町全体で掲示されたハロウィンに関する渋谷区のメッセージを伝えたポスターのほか、企業や団体など様々なビジュアルコミュニケーションを手掛けている株式会社o

スキ
291

絶妙な古さの秘密とは?! フィルムエストの映像を文字から深掘り

昭和のニュース映像と思いきや、アナウンサーが繰り出すのは「タピオカ」「インボイス」「新型コロナウイルス」といった「令和」のトピック。 一瞬いまが何年なのかわからなくなるような、古くて新しい、そして思わず笑ってしまう映像を作り続けている「フィルムエスト」。完全に架空の内容であるにもかかわらず、その再現度の高さから、本物の古い映像と勘違いする視聴者も多いのだとか。 今回は、2024年に改刻フォントがリリースされる写研書体にも造詣が深い「フィルムエスト」主宰のにしいさんに、モリ

スキ
255

文字組版の教室 note版

文字組版に長年携わってきたモリサワが、日本語の組版について図版つきでわかりやすくお届けします。

くわしく見る

ベタ組とツメ組。日本語の文字の並べ方を押さえよう

みなさんは日本語の文字の並べ方に「ベタ組」「ツメ組」という言葉があることをご存じでしょうか? 実は日本語の文章は、読み手を意識して読みやすい間隔で文字が並べられています。 今回はそんな日本語の文字の並べ方をご紹介します。 ベタ組とツメ組「ベタ」という言葉の意味は「隙間なく物が並んでいること」だそうです。そういえば印刷用の絵や漫画の黒一色で隙間なく塗った部分を「ベタ」とも言っていますね。他にも「ベタ」は建築業界の⽤語にもあるようです。 まずは日本語組版にもある「ベタ」を説

スキ
324

なんとなく使っていませんか? 括弧の種類と使い分け

突然ですが、質問です! 以下の文章で、登場人物が実際に声に出して言っている部分と、心の中で思い浮かべている部分はどこでしょうか。 答えは簡単ですね。 「 」の中の言葉が声に出して言っている部分、( )の中の言葉が心の中で思い浮かべている部分です。 前後の文章からも読み取れると思いますが、括弧の使い分けがされていることで、より分かりやすくなっています。 このように括弧類は主に文章内で会話・引用・強調などの用途で使われますが、普段はなんとなく使っているという方が多いのではない

スキ
3,391

組版の要は禁則処理にあり!? 禁則文字・追い込み・追い出しを解説

「絶対に押してはいけないボタン」、「絶対に開けてはいけない箱」など、禁止されると逆に興味が湧いてしまうのは古今東西さまざまな場面で耳にされる話ですよね。 では組版の世界において禁止されていることは一体何か、ご存じでしょうか? 組版の世界で避けるべきことは多々あり、さまざまな組版ルールが存在します。 組版における禁則を処理できているかどうかは、文章の読みやすさに大きく影響します。 InDesignなどアプリケーション側が自動で処理してくれるケースがほとんどですが、さまざまな

スキ
136

「約物」のアキと調整

「日本語組版は難しい……」 こんな言葉を聞いたことがありますか? その要になるのが「約物」と言われる記号類です。 例えば私達が当たり前のように使用している句読点。 縦組みでは「、。(テン・マル)」の組み合わせが使用されますが、横組みでは「,。(カンマ・マル)」や「,.(カンマ・ピリオド)」の組み合わせを使用することもあります これら句読点は、文の区切りを示す役割を果たしています。私達にとっては身近な存在ですが、実は昔は使われていませんでした。 日本ではじめて句読点が登場し

スキ
115

イベントレポート

モリサワが開催・参加しているイベントのレポートをまとめています

くわしく見る

アジアのクリエイティブとの協働 国を超えた仲間づくり 〜 “信頼”があれば世界の誰とでも仕事ができる 〜

Font College Open Campusは、毎回さまざまな分野のエキスパートをお迎えし、文字やデザインに限らず幅広いテーマでお届けする無料のオンライン講座です。今回のゲストは、東南アジアを中心に世界各国のクリエイターとさまざまなプロジェクトを手掛けている、エージェント・ハムヤック株式会社 代表 矢部 幹治氏。実際に現地に赴いて出会ったデザイナーの紹介を交えながら、国境を超えて人と人との信頼でつながっていく、新しい“クリエイティブのかたち”をお話しいただきました。 や

スキ
47

【前編】 日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい「写植」の話

Font College Open Campus(以下:FCOC)は、モリサワが不定期開催している無料のオンライン講座。文字やフォントに限らず、デザインやブランディングなど、様々なテーマでお届けしていますが、今回のテーマは少し角度を変えて「写植」のお話です。 セミナーレポートの前編では、写真植字とは何か?それがどうデザインに影響を与えたのか、後編では、写植の時代の書体についてが語られます。 モリサワの創業者・森澤信夫(1901年〜2000年)と株式会社写研の創業者である石

スキ
66

【後編】 日本語デザインを変えた技術 発明100年に1から知りたい「写植」の話

【前編の記事はこちら】 写植書体、何がそんなに面白い?さて後半では、OpenTypeフォントとしてリリースされる文字の中から、阿部氏が特にお勧めする注目フォントとその味わい方をご紹介いただきました。 まず写研書体を語る上で、石井文字シリーズは外せません。石井文字とは、写研の創業者である石井茂吉氏が自ら設計した書体群を指します。石井氏は、写植機の開発を進めながらも、自ら写植のための書体を作っていました。 「写植機の発明・設計者であるということは書体設計士であることを含意し

スキ
38

〜理念を可視化するブランドロゴのつくりかた〜 大切なのに意外と知らない開発プロセスとデザインのポイント

毎回さまざまな分野のエキスパートをお招きするFont College Open Campus(以下「FCOC」)。フォントの魅力を再発見するとともに、ブランディングにおけるデザインの力に目を向けていきます。今回はブランディングに欠かせないロゴデザインがテーマです。「〜理念を可視化するブランドロゴのつくりかた〜 大切なのに意外と知らない開発プロセスとデザインのポイント」と題し、たきコーポレーション IGIのアートディレクター 木野村 繁則氏より、ブランドロゴ運用においてついつい

スキ
106